年金機構における標的型攻撃による情報漏えい事件を受け、様々な組織で同様のウイルス、マルウェアへの感染が無いか、一斉に点検や対応が行われているようです。 報道発表によれば、一連の攻撃で使われたマルウェアは Emdivi と呼ばれているマルウェアという…
睡眠時間が短くて済みますって宣伝文句に釣られてしまい、プレオーダーで注文してしまったのが1月12日のこと。 その翌日、やはり思い直して1月13日にキャンセルのメールを送ったんですけど、返事がないので時間を空けつつ、6回目 1月30日にやっと下記のメー…
いわゆる、PC遠隔操作事件の中で誤認させる為に?使われた手法には、デジタル・フォレンジック調査で対象になってくる「ブラウザの履歴やキャッシュ情報」について考慮されている部分があります。 【PC遠隔操作事件】ラストメッセージ全文(下)(江川紹子) -…
例えばトレーニングで「電子メールに添付されたマルウェアに感染」したケースを説明しなければいけないとします。 受講者が事前に学習する必要がある項目には何があるのでしょうか?、関連する技術要素として、どこまで事前に知っている必要があるのか?とい…
基本的な処理(調査を開始する前に行う下ごしらえ?と言えるのかもしれませんが)に関する項目は以下でしょうか。 主にはファイルの種類を特定したり、既知ファイルを除外する、検索を行い関連するデータを特定するといった部分になり、アーティファクトのパ…
EnCase を使い始めてかなりの年数が経過していますが、他のツールも使うようになりつつあるので、一度 EnCase に対して(自分にとって)必要な項目を棚卸ししてみたいと思います。まずは、データの取得から表示辺りまで。 ■インストール・設定・ケース作成 …
すでにエッジな話題ではなく、ツールなども充実してきているのであまり斬新な分野ではないですが、もし今年からデジタル・フォレンジック始めました!みたいな若者に「これやっとけ」と言うなら、個人的には SQlite3 でしょうかね。 まぁ、正直あまりいけて…
Windows レジストリのアーティファクトについて良い本はないですか?という質問も良くいただく質問だったりしますが、日本語の書籍や関連資料ですぐに思いつくものがなく、良い回答が出来ていないと個人的に感じている部分だったりします。 Windowsのレジス…
デジタル・フォレンジック関連では、海外で作られた製品やツールを利用する事が多く、これまでいわゆる「文字化け」にはかなり苦労させられてきました。*1 とはいえ、2005年頃と比較すれば、解析対象データの多くが UTF-16 や UTF-8 になってきている事もあ…
改めてリストアップした書籍や映画ですが、基本的には 2005年頃にセキュリティ・キャンプの参加者へ紹介した内容と変化していません。技術的な部分ではもちろん色々と進化していますので、最近出ている書籍でもっと適したものがあるかもしれません。 今更昔…
インシデント・レスポンス系の書籍は最近読んでないので、正直何がよいのか分からないのです。 個人的には下記書籍で色々と勉強させていただきました。2002年の書籍ですので、コマンドとか今では参考にならないかもしれません。とはいえ、考え方とかは参考に…
ファイルシステムに特化した部分ですと、やはり読むべき書籍はこれですよね。高いのと英語版しかないので、若者は会社に参考書籍として買ってもらうといいかもしれません。 File System Forensic Analysis 作者: Brian Carrier 出版社/メーカー: Addison-Wes…
最近、デジタル・フォレンジックをお仕事で担当する事になった方々などとお会いした際に、どの様な書籍を読むと良いのか?という質問をよくいただきます。 今からデジタル・フォレンジック分野を学ぶ際、どのような書籍から入るのがよいのか?という点では、…
引き続き、sqlparse v.1.1 のテストを行ってみます。 昨日はページ内の削除レコードを検出する部分を試したわけですが、ページ内での上書きが発生した場合やページ再利用時にどうなるかテストしてみます。 まず、昨日と同じくサンプルのデータベースファイル…
SQLite の削除データをパースするツール sqlparse v.1.1 を試してみたいと思います。 sqlparse v.1.1https://github.com/mdegrazia/SQLite-Deleted-Records-Parser/releases/tag/v.1.1 コマンドライン、GUI、Python スクリプトが提供されていますが、今回は …
前職を 7/31 付で退職してから、新たな会社に入ってやっと一カ月が経過しました。 劇的に変わった事といえば日々スーツになった事がありますが、仕事内容としては今のところまだまだ見習い状態です(笑) 転職したことをご報告していなかった方々に急に遭遇…
Android のバックアップについては下記 URL で説明されていますが、写真や動画、については自動バックアップの設定を行う事ができます。 データをバックアップ、消去するhttps://support.google.com/nexus/answer/2819582?hl=ja 自動バックアップのオン/オフ…
Android のマルチユーザー機能に関連して「制限付きプロフィール」というユーザーを作成する事ができます。このユーザーは、Owner と同じ Google アカウントなどを使用しつつ使えるアプリケーションを制限したりする事ができます。ぺレンタルコントロールな…
AVD 上の Android でマルチユーザーを設定し、adb install コマンドで LINE をインストールしてみました。Owner と新しいユーザーの両方から LINE アプリケーションを起動する事ができますが、それぞれアプリケーションデータの保管場所は異なっています。 …
手元の Android 端末(Xperia Z Ultra)は、マルチユーザーに対応していませんので、マルチユーザー環境で adb backup がどの様に動作するかテストできません。 その為、SDK の Android Virtual Devie(AVD)を使い、エミュレータ上にマルチユーザー環境を作…
adb backup でバックアップしたアプリケーション(例えば LINE)のデータを、adb restore で(エミュレータ上の仮想Androidへ)リストアすると、アプリケーションがエラーで起動しなくなります。 この点について、Android_ID が異なる影響を受けるといった情…
adb backup を使えばアプリケーションのバックアップを取ることができ、バックアップしたデータは adb restore コマンドを使うことでリストアできます。 通常はバックアップを取得した実機へバックアップデータをリストアする事になりますが、いま使っている…
LINE の標準機能によるトークのバックアップですが、[すべてバックアップ]を使ってバックアップを取ってみたいと思います。 バックアップの選択で[すべてバックアップ]を選択した場合、画面上に以下のようなメッセージが表示されます。 トーク履歴ファイル…
adb backup でアプリケーションのバックアップを取るのではなく、アプリケーションが個別に持っているバックアップ機能によりバックアップを取ることも出来ます。 例えば LINE であれば、指定したトークルームのメッセージをバックアップする事が出来ます。 …
adb backup では個別のファイルを指定してバックアップを取ることはできません。adb コマンドには pull コマンドがありますので、個別ファイルは adb pull コマンドを使うことで取得できます。 しかし、コマンドラインから対象ファイルのフルパスを指定する…
Androidデバイスの内蔵ストレージとSDカードのデータをバックするのに、adb backup -shared オプションを使わずとも、PC に USB ケーブルで MTP(Media Transfer Protocol) モードで接続すれば Windows 上のエクスプローラから簡単にアクセスすることができ…
Content Provider 経由でアクセス可能な標準的なデータのバックアップを取る方法として、アプリケーションをインストールし、アプリケーション経由でデータをコピーする方法も案としてはあります。 HOWTO: Use AFLogical OSE for Logical Forensics of an An…
adb backup で取れないデータについても、Content Provider 経由でデータをバックアップする事ができる場合があります。 Facebook のほうで知ったのですが、adb shell conetnt コマンドというものがあり、このコマンド経由でアクセスする事が出来るようです…
adb backup コマンドによるバックアップでは、root を取得しているわけではありませんので、バックアップされていないデータも存在するようです。基本的な部分として、SMSやカレンダー、コンタクトが含まれてこないと下記では注記があります。 Full Backup o…
adb backup の -shared オプションですが、内蔵ストレージ、SDカード含めストレージのバックアップを取る事ができる点は便利なのですが、古いバージョンでは不具合があったり少し注意が必要なオプションです。 十分確認できていないのですが、Andrillerの作…