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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

スライド1「コンピュータフォレンジック概要」

ここでは用語定義を行ってみました。セキュリティ業界的にはフォレンジックはちょっとしたブームでもあるわけですが、各社が自社の製品を売り込むために「ぜんぜんかんけいない」ようなものまで新たな定義を作ってフォレンジックだ!と宣伝していたりします。よく米国の専門家などが日本にやってきた折に「あれのどこがそうなんだ?!」と首をかしげるという話はよく聞きますよね。
まぁ、用語の混乱が製品の売り上げにどう反映するのかわかりませんが、今回の技術部会ではいつも通り?!佐々木先生が @police に書かれた解説文を紹介させていただきました。*1

第3回セキュリティ解説
コンピュータ・フォレンジックス
第8回セキュリティ解説
デジタル・フォレンジック

コンピュータ・フォレンジックについては、もともと捜査機関など司法関係者が用いた技術だったこともあり、@police での解説文がいちばんしっくり来ていると個人的には考えています。
この辺りの歴史的経緯は、実務で実際に経験してきた方のお話を伺うのが一番面白いのですが・・・

*1:3回のタイトルには“ス”がついているが、8回では無くなった辺りに用語の混乱の歴史が現れているのではないかと個人的には勝手に考えていたりします