adb devices コマンドでデバイスが認識できている状況が確認できましたので、次にバックアップを作成してみます。
adb backup には幾つかのオプションがありますが、まずはオプション指定せずにそのまま実行してみたいと思います。
adb backup -all
コマンドを実行すると、端末側でフルバックアップの許可を求める画面が表示されます。ここでは暗号化のパスワード入力を求められますが、入力せずにそのまま「データをバックアップ」をタップしてバックアップを開始します。
C:\adt-bundle-windows-x86_64-20140624\sdk\platform-tools>adb backup -all
Now unlock your device and confirm the backup operation.
上記ではオプションとして -all のみを指定しています。この場合、その他のオプションとしてはデフォルト値として以下が使われます。
-f
バックアップファイル名はbackup.abとなりカレントフォルダにバックアップファイルが作成される
-noapk
APKファイルのバックアップは行わない
-noobb
各アプリケーションの .obb ファイルのバックアップは行わない
-noshared
SDカードのバックアップは行わない
-system
システムアプリケーションのバックアップを行う
コマンド実行後、手元では約 92MB の backup.ab ファイルが作成されました。時間的にも数分で完了する作業になりますが、デフォルト値では APK ファイルなど取ってない項目もあるので、短時間で終わるという事ですね。