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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

異なるOSでチェックしてみた

手元のVMwareのゲストOSで、Input/output error が発生するイメージがあったので、KNOPPIX の dcfldd で読み出した MD5 値と、Windows 用の Forensic Acquisition Utilities*1に含まれる md5sum.exe を利用して MD5 値を確認してみました。手順としてはこんな↓かんじ。

1.ゲストOSを KNOPPIX で起動
2.dcfldd で /dev/sda2(エラーが発生する領域)の内容を読み出し md5sum へ渡す
3.dcfldd if=/dev/sda2 bs=512 conv=noerror | md5sum -b
4.dcfldd が Input/output error を表示する
5.最終的に出力された MD5値をメモ(51e294c82451e6345236aff6c03c5552)
6.VMware の背中から Virtual Disk Driver をダウンロード*2
7.仮想ディスク ファイルを Windows に読み取り専用(/WB)でマウント(Fドライブ)
8.Forensic Acquisition Utilities の dd.exe を利用してイメージを作成
9.dd if=\\.\f: of=c:\temp\fimage.dd bs=512 conv=noerror
10.作成された fimage.dd の MD5 値を先ほどの値と比較

結果としては、LinuxWindows 両方イメージファイルの MD5 値が一致したので、同じイメージを取れていることを確認できました。