まずホストOS側の Windows XP で USB デバイスへの書き込みを禁止してみます。下記レジストリキーの値を変更して、書き込みを禁止します。
キー:HKLM\System\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies
値:WriteProtect(DWORD) = 1
WriteProtect の値が「1」の場合には、Windows から USB デバイスに書き込みを行なおうとすると、「このメディアは書き込み禁止になっています。」といったエラーメッセージが表示され、書き込みできない状態になります。
ホスト側で USB デバイスへの書き込みを禁止した後、VMware を使い SIFT を起動します。SIFT の起動後、VMメニューから USB デバイスをホスト側から切り離し、USB デバイスをゲスト OS の SIFT へと接続します。
ゲスト OS の SIFT に USB メモリの制御が移った後、SIFT 側から USB デバイスを読み書き可能な状態でマウントし、書き込みが可能かを確認してみます。当然といえば当然なのですが、普通に書けますね..ホスト側のWindowsからすれば、該当デバイスは取り外された状態ですから制御しようが無いですよね。*1
SIFT 上でデバイスをマウントする際に読み取り専用でマウントすれば OK ですが、ホスト側の Windows で USB デバイスへの書き込みを禁止していても駄目ってことは、操作手順的には覚えておいた良いかもしれません。ライトブロック装置を使っていれば物理的に書き込みが禁止されるので安心ですが。
あと、上記のレジストリキーにより書き込みが禁止される USB デバイスは、ブロック ストレージ デバイスだけで、非ブロック ストレージ デバイスは対象にならないという記述がマイクロソフト社の資料にあります。
StorageDevicePolicies\WriteProtect
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc163050.aspx
プリンタとか CD-ROM デバイスのようなので運用上はあまり関係ないと思いますが。