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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

揮発性情報への依存度

揮発性情報というくらいですので、時間の経過と共に失われてしまうので、仮にメモリダンプを実行してもどこまで情報が得られるのかは状況次第ですが、少なくともWebブラウザなりが取り扱っているWebメールのデータ内容に踏み込んで調べるには、メモリダンプの取得が必要になると思われます。ダンプするツールはまぁ色々とあるのでクラッシュダンプ形式でとりあえず取れていればよさそうな雰囲気ですが、この中身を解析する手法についてはまだまだ発展途上であり、今後の手法開拓が必要な分野かと思います。とくに巨大なメモリダンプファイルのまま検索したり調べるのはノイズが多すぎて時間かかるので、より詳細にメモリダンプ内におけるそれぞれの情報の分離などが求められることになりそうです。あとは、分離や分類したうえで、いかに必要な情報を見やすく(ノイズを減らすなり)していくかという辺りが課題になりそうですが、きっと後ろの席な人たちが「これで出来るようになってますよ!」と教えてくれると思うので期待して待ってます(他力本願)。