ハードディスクのセクタサイズが512から4096になっていくというお話は以前からあるわけですが、最近の状況を確認してみました。
Advanced Format (または512E)のディスクが市場に出てきた時に検証した事がありますが、その後あまり気にしていなかったのです。ただ、最近は4K ネイティブ対応のお話が出てきていますので自分の情報をアップデートということで。
まず、Windows 8、Server 2012 では4Kネイティブに対応している事が下記マイクロソフトの資料から分かります。
Windows での 4K セクターのハード ディスク ドライブに関するマイクロソフトのサポート ポリシー
上記資料で説明されていますが、更新プログラムを利用することで、fsutilコマンドから使用しているドライブの種類を確認する事ができるようです。残念ながら手元のディスクは512 Nativeですので試しても面白い結果は得られないのですが....
http://support.microsoft.com/kb/982018/ja をインストールします。
管理者特権を持つコマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
Fsutil fsinfo ntfsinfo x: (x: は確認するドライブを表します)。
サポート技術情報とMSDNの情報からすると、Windows 8または Windows Server 2012 の場合には、Logical Sector サイズが 4096 に設定され、完全に 4K で動作するという事のようです。
価格.COMで最近発売されているSegateのHDD ST4000NC001 のデータシートを確認してみると、バイト/セクタ(512バイト・エミュレーション)と書かれています。Windows 8でこのディスクを使えば 4096 で使えるという事になりますね。
Seagateには、シーゲイトDesktop HDDのラインナップとして ST4000DM000 がありますが、こちらのデータシートで 4096 の表記だけのものがあります。
4K Nativeとは別に、SSHD でどうなっているか、STCL2000400 のデータシートも確認してみたのですが、こちらには特にセクタサイズに関する記載がないようです。
SSHDのディスクを利用しているWindows 8 環境で、 fsutil コマンドの結果がどう出るのか興味ありますね。