2010-02-18から1日間の記事一覧
ファイル共有がLinux上のSambaなどで行なわれている場合、RobocopyによるSMB経由でのコピーではファイル名はユーザーが認識しているのと基本的に同じ名前で複製されることになると思います。 しかし、LinuxのExt3とかのファイルシステム上では異なる形式かも…
Robocopyはファイル単位でのコピーですので、ファイル毎にコピーのログがでます。EnCaseの場合セクタ単位なのでエラーになるセクタ(ブロック)があるとエラーが報告されます。 いずれにしても、ログは取っておく必要があります。
Robocopyにはハッシュ値を計算する機能がありませんので、コピーしたファイルの整合性を維持するには、別途ハッシュ値を計算するツールを使ってハッシュを計算する必要があります。EnCaseで論理証拠ファイル(LEF)にするという案もありますが、いずれのツー…
Robocopyの場合、アクセス権がないファイルは当然アクセス拒否されてファイルをコピーすることができません。EnCaseの場合にはセクタ単位でのコピーですからACLの影響は基本的に受けません。 Robocopyでのコピーを行なう場合には、対象となるファイルに対し…
Windows上からアクセスすることができない壊れたファイルがある場合、Robocopyではコピーすることができません。壊れているのでコピーする意味があるとは思えませんが、セクタ単位でコピーするEnCaseの場合には壊れた状態のデータが含まれるセクタがコピーさ…
削除ファイルと同様、未使用領域についてもRobocopyではコピーすることができません。これも、そもそも必要なのか?という確認になります。
あたり前かもしれませんが、Robocopyでは削除ファイル/フォルダはコピー元として指定することができません。そもそも必要か?という確認が必要ですね。
フォルダのツリー構造はどちらもコピーできるので差異はありません。強いて言えば、Robocopyはファイルサーバ上で共有されているポイントからのツリー構造になるという点でしょうか。ただ、ユーザーから見えているツリー構造を複製したいという趣旨であれば…
ファイルの属性値(Read Only, Hiddenなど)は、Robocopyでもオプション設定すればコピー先ファイルで同じように設定することができます。ファイル共有上のファイルという意味では、EFS暗号化を実施できないのでその点は気にしなくてよいかもしれません。(…
Robocopyでもオプション設定によりACLをコピー先のファイルに対して設定することが一応は可能です。しかし、ACLを設定するにはコピー元のSIDなどを解釈する必要があるためか、環境によってはACL設定でエラーが発生する場合があります。(SIDをコピーする環境…
NTFSの場合、ファイルのタイムスタンプは100nsレベルで記録されています。しかし、Robocopyを利用してコピーした場合、オプションにより秒レベルの時刻情報まではコピーできますが、ナノ秒のデータは欠落します。ナノ秒の情報が欠落したからといって問題にな…
RobocopyでもEnCaseイメージファイルでも、ファイルの内容はそのままですので、ファイル内容という点において差異はありません。ファイルはそのままコピーされるので、ファイル内に含まれているメタ情報(オフィス文書のプロパティなど)はそのままコピーさ…
RobocopyによるコピーはWindowsによるコピーと同じですので、コピーする単位は“ファイル”単位ということになります。Example.DOCというファイルがあれば、複製先にExample.DOCファイルがコピーされます。 EnCaseなどのコンピュータ用のフォレンジックツール…
Windowsの場合、ファイル名に「 \, /, :, *, ?, ", , | 」を含めようとすると、ファイル名にはこれらの文字が設定できないようにエラーになります。しかし、Windows以外の環境下ではこれらのファイル名が使われることもあるので、ケースによってはこれらの文…
ファイル共有上のファイルが、別のアプリケーションなどによりロックされている状態の場合、Robocopyによる複製ではエラーが発生します。リトライ回数の設定に依存しますが、リトライ処理でもコピーできなかった場合にはログにエラーが記録されることになり…