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アンタイ・フォレンジック伝道者の独り言

基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

adb backup で Android 端末のバックアップを作成する(12)

フォレンジック

Content Provider 経由でアクセス可能な標準的なデータのバックアップを取る方法として、アプリケーションをインストールし、アプリケーション経由でデータをコピーする方法も案としてはあります。

HOWTO: Use AFLogical OSE for Logical Forensics of an Android Device
https://santoku-linux.com/howto/howto-use-aflogical-ose-logical-forensics-android

Santoku Linux に含まれている AFLogical OSE は、個別にも APK 形式で提供されているもので、対象デバイスにインストールして使う事が出来、MMS, SMS, Contacts, Call Logs をコピーする事ができます。とはいえ、最終更新が 2011年12月のアプリケーションですので、4.4.2 環境でどこまで使えるのか?という懸念点もありますので、試してみたいと思います。(SDカードへの出力で制限されないの?という素朴な疑問)

AFLogical-OSE_1.5.2.zip — Build v1.5.2 of AFLogical Open Source Edition
https://github.com/viaforensics/android-forensics/downloads

ZIPファイルをダウンロードし、展開すると APK ファイルを確認できます。

adb install コマンドを使ってアプリケーションをインストールします。

>adb install AFLogical-OSE_1.5.2.apk
1974 KB/s (28794 bytes in 0.014s)
pkg: /data/local/tmp/AFLogical-OSE_1.5.2.apk
Success

提供元不明のアプリ、の設定はチェックしていませんがインストールはそのまま可能でした。

アプリケーションの一覧に AFlogical OSE のアイコンが出来ていますので、これをタップして実行します、コピー対象の項目一覧が出ます。デフォルトでCallLog Calls、Contacts Phones、MMS、MMSParts、SMSがチェックされた状態です。

Capture を実行すれば開始され、「Data extraction completed」という表示が出て完了とかなりシンプルな作りです。

データは /sdcard/forensics/フォルダ配下に日時でフォルダが作成され、ファイルが出力されます。

-rw-rw---- root sdcard_r 230 2014-07-10 09:21 CallLog Calls.csv
-rw-rw---- root sdcard_r 338 2014-07-10 09:21 Contacts Phones.csv
-rw-rw---- root sdcard_r 247 2014-07-10 09:21 MMS.csv
-rw-rw---- root sdcard_r 62 2014-07-10 09:21 MMSParts.csv
-rw-rw---- root sdcard_r 758 2014-07-10 09:21 SMS.csv
-rw-rw---- root sdcard_r 255082 2014-07-10 09:21 info.xml

手元の Xperia Ultra Z ではこの forensics フォルダは SD カードではなく、内蔵ストレージに作られていましたので、この辺りは注意が必要なのかもしれません。

 設計の古さによるものかとは思いますが、取得できるデータ範囲もかなり限定的ですので、adb shell content コマンド経由でアクセスする方がよさそうですね。