@port139 Blog

基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

雑談: 週末読書 3/2

雨が降る前に行こうと思っていたのですが、二度寝してしまい結局は傘を持って図書館まで行ってきました。

何冊か借りてきてますが、昨日読んだのはこれです。 

トヨタ 危機の教訓

トヨタ 危機の教訓

  • 作者: ジェフリー・K・ライカー(Jeffrey K. Like),ティモシー・N・オグデン(Timothy N. Ogden)
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2011/05/12
  • メディア: 単行本
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 著者がジェフリー・K・ライカー氏という事で、トヨタウェイ的な内容と、それに関連した危機への対応に関する本かな?と思い借りたのですが少し違っていました。

最後の役者解説から引用しますが

それに対して本書は、北米進出に成功したトヨタが「世界最大、世界最強」の頂点を目前にして大不況とリコール危機という連続した危機に見舞われ、それをいかに乗り切ったかを描いたノンフィクション的要素が強い。

これはまさに、私も読んでそう感じた部分です、この本を読まれるのであれば先にトヨタウェイ関連の書籍を少し読んでからの方がより理解しやすいと思います。

ただ、私の感想としては「泣ける!!」という一言ですかね、確かにトヨタウェイなどや考え方についての解説もあるのですが、この本を読むと米国現地法人のトヨタで働く人たちが好きになります。

やや物足りない点があるとすれば、もう少し危機への対応部分を掘り下げてほしかったという部分があるのと、米国の仕組み的なところは日本語版で捕捉してほしかった気がしています。特に略語になっている米国組織などの位置づけが(^^;;

 

個人的に興味をひかれた点は、この書籍の中で数回ですが、ビジョナリー・カンパニーについての言及があった点です。

ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階

ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階

 

 個人的には、トヨタウェイなどを読む前にビジョナリーカンパニーを読んでいますが、トヨタウェイを読んでから、なぜビジョナリーカンパニーでトヨタが題材に扱われてないのか疑問に感じていたのですが、その解説が数行ですが記載されていたのでなるほど!と思ったりしたわけです。

脱線になりますが、ビジョナリーカンパニーのシリーズもKindle版がないんですよね。紙で持つと場所を取ります。

 

思わずノンストップで「トヨタ危機の教訓」を読んでしまったので、もう一冊借りてきているこちらを昨晩から読み始めています。人材開発に関する内容ですが、人を育てるとかそんな高尚な事を意図して借りたわけではなく、そもそも自分の育成について考えてみるために借りたのですが、前書きの段階からしてすでに面白いです。 

トヨタ経営大全1人材開発 上

トヨタ経営大全1人材開発 上

  • 作者: ジェフリー・K・ライカー,デイビッド・P・マイヤー,稲垣公夫
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/12/28
  • メディア: 単行本
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