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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

FSUTILツールとスパースファイル

Fsutil sparse(http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc788025(WS.10).aspx)を使うと、NTFSボリューム上でスパース(Sparse)というか疎ファイルというかを作成することができます。

NTFS Sparse Files (NTFS5 only)
http://www.ntfs.com/ntfs-sparse.htm

ファイルがスパースかどうかを確認するには、queryflag を使います。スパースに設定されていないファイルでは以下のようになります。ファイルがスパースかどうかは、MFT レコード内の DOS Attributes のフラグ (Sparse file: 00 02 00 00)で管理されています。

C:\case\sparse>fsutil sparse queryflag hoge.txt
このファイルはスパースに設定されていません

任意のファイルをスパースとするには、setflag を使うことでスパースファイルとして設定することができます。

C:\case\sparse>fsutil sparse setflag hoge.txt

C:\case\sparse>fsutil sparse queryflag hoge.txt
このファイルはスパースに設定されています

設定は簡単なのですが、スパースフラグを解除するにはどうすればよいのかは不明です。