@port139 Blog

基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

どっち側のリスクですかね?

「企業情報漏洩対策ソフト」というのが11/16日から販売されるそうなのですが、このページに興味深い記述があります。

企業情報データ抹消 8.0
http://www.finaldata.jp/product/eliminator/

上記の URL に、『誤解を招く不要なデジタルデータ証拠を抹消したいとき』、『フォレンジック調査などによる会社のリスク管理に使いたいとき』と記述があるのですが、これって消すソフトだと思うので、見られては困るようなことやってる人や会社は、このソフトで証拠隠滅しておきましょう!!という宣伝なんすかね。
販売前なので詳細な機能がわかりませんが、記載されている機能からすると、確かに消そうと思えばほとんど消えるんぢゃないかなぁと思います。
今度からこのソフトウェアが実行された痕跡があるかを確認しないといけないんですかね。で、実行痕跡があったら、『誤解を招く』データを削除したついでに、重要なデータも消してしまった可能性があるということで、何を消したのかってお話になるわけですかね。
消したことが後から問題にならなければいいですけど、米国とかだとメールも含め削除しちゃうといろいろあるようですのでご注意ください。

INTERNET LAW - E-mails as Court Evidence: Be ready to Produce & Afford
http://www.ibls.com/internet_law_news_portal_view.aspx?s=latestnews&id=1889

ps
もちろん、販売されたら買う予定(笑)