@port139 Blog

基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

Device\PhysicalMemory オブジェクト

Windows Server 2003 SP1 日本語版がリリースされていますが、SP1 で変更された点のひとつに \\PhysicalMemory へのアクセス制限があります。
Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 での機能の変更点*1
Device\PhysicalMemory オブジェクト、より引用

Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) では、\Device\PhysicalMemory オブジェクトへのユーザー モードのアクセスは許可されていません。ユーザー モードのアプリケーションからの \Device\PhysicalMemory オブジェクトへのアクセスは、読み取り/書き込みを問わずすべてのアクセス形態で拒否されます。\Device\PhysicalMemory オブジェクトへのアクセスは、そのアプリケーションの実行におけるユーザーのコンテキスト (管理者、ユーザー、ローカル システムなど) に関係なく拒否されます。
Windows Server 2003 SP1 における \Device\PhysicalMemory オブジェクトへのカーネル モード (ドライバ) のアクセスは、以前と変わっていません。
Windows Server 2003 SP1 では、この変更された動作を元に戻すことはできません。

引用ここまで。
ということで?、まだ試していませんが dd.exe if=\\.\PhysicalMemory と指定してもアクセスが拒否されそうな雰囲気です。
カーネルモードからのアクセスであれば OK そうですが*2、こうなると(やはり?)デバッガ経由でのメモリダンプが重要になってきそうですね>id:motonさん(とか振ってみる)

*1:http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=B883B02C-D485-479C-8AA6-EDB20CD4C66E&displaylang=ja

*2:OKだったとしても、インシデントレスポンスの最中にカーネルモードのドライバをロードして〜ということを実行できるのかはちょっと疑問すね