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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

キャッシュされている時間

例えば先ほどの ipconfig /displaydns で表示されるデータがキャッシュに残っている時間は、サポート技術情報 245437 によると、Windows XP 以降では(肯定応答の場合は) 86,400 秒 (1 日)となっているようです。*1
他にも arp -a で取得できる ARP キャッシュ(動的エントリ)は、再使用されない場合は 2分、長くても10分ということになっています。*2
NBT 方面では、リモート名テーブルに名前がキャッシュされる時間(CacheTimeout値)はデフォルト10分という感じです。*3
揮発性の順序(消えやすい順)から考えると、ARP, NBT, DNS キャッシュという順序で取得したほうがよさそうですね。*4とはいえ、ARP は 2分とかですからログオンしているうちに消えてしまうような気がしないでもありませんが(笑)*5
まぁ、ひょっとすると何か取れるかもしれませんので、とりあえず取得するとして、それをどう扱うかですやね。

*1:レジストリでキャッシュ時間を変更したり、サービスを停止したりもできるので常にキャッシュされているとは限りませんが...

*2:http://www.microsoft.com/windows2000/ja/advanced/help/sag_tcpip_und_arp.htm

*3:http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;314053

*4:データの取得前にネットワークケーブルを抜くと、消えてしまうデータもあるので注意が必要です

*5:ARPポイズニングとかが継続して行われていればデータが存在している可能性はありますね