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基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

未使用領域を含め文字列を抽出(スライド4)

未使用領域に限ったお話ではありませんが、セクタを跨って“たまたま”文字列が構成されてしまうケースもあります。*1
この図では、Slack space の最後に『TE』という文字列が存在しています。次のセクタの先頭が『ST』という文字列だった場合、『TEST』という文字列が構成されてしまいます。しかし、実際のデータとして『TEST』という文字列が存在しているわけではありません。

*1:未使用領域をひとつのファイルに集めて文字列抽出を行う場合には発生しやすい