@port139 Blog

基本的にはデジタル・フォレンジックの技術について取り扱っていますが、記載内容には高確率で誤りが含まれる可能性があります。

2009-11-20から1日間の記事一覧

クラウドのコストメリット?

クラウドを電子メールのアーカイブに利用している場合、インデックスの作成とキーワード検索による絞り込み処理がクラウド上で実施可能な部分が、eDiscovery に対してはコストメリットを出しそうですね。 今のところ検索やエクスポートに対して追加チャージ…

取り出しに時間がかかることの影響

期限ってのがありますので、取り出しにえらく時間がかかってしまうと、その後ろのレビュー作業に影響がでます。レビュー段階で関連する資料なのかそうでないのか、秘匿特権に関連する文書などのフィルタが行なわれるわけですが、時間がないとエイヤになって…

取り出したデータの整合性

PST ファイルを何本もダウンロードしてくるわけですが、データ転送が正常に行えたのか、PST ファイルが壊れてないかを確認して、それらのハッシュ値を記録していく必要があります。とはいえ、サービス提供者側でエクスポート時に PST ファイルのハッシュ値と…

クラウドからのデータ転送速度

社内にアーカイブシステムがある場合、アーカイブからのデータ転送速度はそれなりの速度で可能かもしれませんが、クラウドからのデータ取り出しがどの程度の回線速度になるかよくわかりません。データセンターが国内にあればそこそこ速度出るのかもしれませ…

検索して件数を減らして取り出す

例えば対象メールが 30万件あっても、検索してから取り出すのでそんなに回数増えないというお話もあるかもしれませんが、メール本文はよいとして、懸念点としては添付ファイルのインデックスですかね。 Supported File Attachments Appendix には対応してい…

クラウドからのアーカイブ取りだし

クラウド上のメールアーカイブからの取り出しについては、ユーザーガイドに記述があります。より高機能なオプション・サービスが別途提供されている可能もありますが、エクスポート機能の概要としては以下のような感じです。Message Archiving User’s Guide…

リチゲーションホールドへの対応

大雑把にいくと、訴訟に関連する電子データを削除しては駄目!というルールがありますが、クラウド上にある電子メールのアーカイブは破棄ポリシーに従い期限が過ぎたのは自動的に削除されていくと思われます。先ほどの Google Message Discovery では、説明…

クラウドのメールアーカイブサービス

Google だと Google Message Discovery というサービスが提供されています。Google のデータセンターでメールアーカイブを保存しておき、1年〜10年などの期間保存することができるようです。電子メールのアーカイブとして考えた場合、ドキュメントのリテンシ…

クラウドと開示

最近は NHK などでもクラウドの特集が組まれて、Google 日本法人の社長さんなどがしきりに宣伝している姿をみかけます。個人的にはクラウドはまったく興味ないのですが、本業に関連して質問を受けそうなところもあるのでちょっとだけ調べてみたのですが、な…